能面 小面
(のうめん こおもて)
国
日本
時代
江戸時代(17世紀)
形質
木造彩色
員数
1面
法量
面長 21.5 cm 面巾 13.5 cm 面奥 7.7 cm
解説
「小」は可愛らしい、美しいことを意味し、最も若い女性の面を表わす。頬のふっくらとした面立ちに切れ長の目元。若々しさのなかにも豊艶な香りをただよわす。付属の面袋に『新古今和歌集』所収の藤原定家の和歌一首が刺繍され、藤原定家と式子内親王との忍ぶ恋を題材とした演目『定家』に用いられたと思われる。


