展覧会の詳細

とびだせ!長谷川義史展

令和5年7月1日(土)~令和5年8月27日(日)

くすっとしたり、ほろりとしたり―

絵本作家・長谷川義史さんの作品は、ほのぼのとした味わいとカラフルな色づかいが印象的です。絵本の中では、ユーモアたっぷりのキャラクターたちが笑いあり涙ありの物語をくり広げます。
長谷川さんは絵本の中に、さまざまな人々への思いを込めています。ふるさと大阪を舞台に、家庭や学校での日々を描いた作品には、家族や先生、友人を大切に思う気持ちを、戦争や震災をテーマとした作品には、世界の人々の平和への願いを重ねています。長谷川さんの絵本は、多くの人の心を惹きつけています。
本展は絵本原画を中心に、イラストやスケッチなど約220点を展示します。長谷川さんが「世界中のみんなが笑ってほしい、幸せであってほしい」との思いで描き続ける、創作活動のすべてを紹介します。

入 館 料 一般・大学生1,100円 小・中・高校生550円
※8月1日(火)は創立者・佐野隆一翁の生誕日のため無料
※土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜日(8月17日は開館)
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、静岡新聞社・静岡放送
後  援 静岡県教育委員会
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社
協  力 空色画房
企画制作 毎日放送

プロフィール

長谷川義史[はせがわ よしふみ]
1961年大阪府藤井寺市生まれ。グラフィックデザイナーを経て、『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。これまでに150冊以上の絵本を発表。社会的テーマにも意欲的にとりくみ、『おたまさんのおかいさん』で第34回講談社出版文化賞絵本賞をはじめ多数の賞を受賞。毎日放送『ちちんぷいぷい』『土曜のよんチャンTV』などでのスケッチ散策で、お茶の間にも人気。好きなものは温泉とお酒、嫌いなものは甘いもの。

展示会構成

第1章 絵本作家へ

第2章 家族

第3章 絵本作家のよこがお

第4章 未来の子どもたちへ

第5章 幸せのあいことば

同時展示

帝室技芸員と人間国宝の刀剣・刀装具

常設展示室の展示

明治から昭和初期、皇室に関する美術工芸品制作の御用を勤めた帝室技芸員と、戦後、優れた日本の伝統工芸技術を有すると認められた重要無形文化財保持者(人間国宝)の手による、刀剣と刀装具をご紹介します。

【主な展示作品】
・脇指 銘 奉久邇宮殿下命月山貞一謹作/明治四十一年三月日 1908 個人蔵
・短刀 銘 高橋貞次謹作影打/昭和四十年七月吉日 1965 個人蔵
・短刀 銘 宮入昭平作/昭和丁未年八月日 1967 個人蔵
・刀子 銘 正峯 附 紅牙撥鏤鞘刀子(正倉院宝物の写し) 昭和時代 個人蔵
・菖蒲太刀図小柄 塚田秀鏡作 明治37年(1904) 個人蔵
・幽霊図小柄 加納夏雄作 江戸時代(1864) 佐野美術館蔵