ちょっと深く楽しむ、古美術
―坦庵さんの刀剣から白隠さんの書画まで―
2025.11.16 Sun - 2025.12.21 Sun
伊豆の人々から親しみを込めて「坦庵(たんなん)さん」と呼ばれるのは、伊豆の代官を務めた江川太郎左衛門英龍(ひでたつ)(1801–1855)です。幕末期に黒船来航の脅威をうけ、日本の海防に尽力しました。多忙な政務の合間に詩や書画に遊び、多彩な作品を遺しています。実は坦庵さん、反射炉(大砲鋳造のための溶鉱炉)建造に際し、いにしえより続く日本刀鍛錬で培われた鉄への知見を活かしています。今回は坦庵が弟子入りした刀工・大慶直胤(たいけい なおたね)からの書状や、自ら鍛刀した短刀などもあわせてご紹介します。
「白隠(はくいん)さん」こと白隠慧鶴(えかく)(1685–1768)は、「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と謳われた名僧です。禅の教えを分かりやすく伝えるため絵と賛(言葉)を組み合わせ、伊豆にも多くの書画が遺されています。
また、近年の研究で上杉家旧蔵品と明らかとなった能面や面箪笥、人気の刀剣火車切や蜻蛉切などもご紹介します。新たな情報も交え、ちょっと深く、楽しく、ご覧ください。
概要
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入館料
一般・大学生1,300円 小・中・高校生650円
※土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
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前売券(11月15日まで)
一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
販売所:
〇佐野美術館
〇セブン-イレブン(チケットぴあ/Pコード:687-331)
〇ファミリーマート(CNプレイガイド[マルチコピー機]にて直接ご購入ください) -
当日割引券(展覧会会期中)
一般・大学生1,170円 小・中・高校生590円
販売所:
○伊豆箱根鉄道駿豆線有人駅
〇セブン-イレブン(チケットぴあ/Pコード:687-331)
〇ファミリーマート(CNプレイガイド[マルチコピー機]にて直接ご購入ください) -
開館時間
10:00 - 17:00(入館の受付は16:30まで) -
休館日
木曜日 -
主催
佐野美術館、三島市、三島市教育委員会 -
後援
静岡県教育委員会 -
助成
緒明合資会社 -
協賛
伊豆箱根鉄道株式会社


