展覧会の詳細

第3回 日本刀の匠たち 私の最高傑作

平成24年7月27日(金)~平成24年8月26日(日)

日本刀は、武士の魂として、また日本人の精神の象徴として、千余年の歴史を通じ尊ばれてきました。現在その卓越した技術は、日本の近現代工業の発展の源として、世界の関心を集めています。現代刀工・職方を集めた展覧会として3回目となる本展では、日本刀の技を継承し、新たな創造の世界へと精進する刀工とそれに携わる職人たち41名の“最高傑作”を紹介します。また今回は特別展示として、昨年逝去された刀身彫刻・苔口仙琇氏の凛とした気品あふれる作品をご鑑賞いただきます。
あわせて鋼作り・鍛錬・小刀焼入れなど日本刀製作の工程や、研ぎ・鞘作り・刀身彫刻などの仕事を、見学・体験できる講座も多数開催します。現代に生きる伝統の優れた技とその心を受け止めていただければ幸いです。
※木曜休館

出品作家 50音順・敬称略
《刀工》
赤松伸咲  安藤広康  石田四郎國壽  伊藤重光
江住有俊  大野義光  尾川兼圀  尾川兼國
月山貞伸  加藤慎平  川崎晶平  川島一城
河内一平  木村兼光  工藤将成  久保善博
佐々木胤成  下島房宙  宗勉  宗昌親
高橋恒厳  高見太郎國一  田中貞德  田中貞豊
廣木弘邦  堀井胤匡  松川清直  真鍋純平
二代源正光  宮入小左衛門行平  明珍宗裕  吉田康隆
《職方》
柏木重光(刀身彫刻) 片山重恒(刀身彫刻)
飯山捲仙(柄巻師)  野口沙耶(白銀師)  廣井章久(鞘師)
泉公士郎(彫金師) 川島義之(彫金師)  福與裕毅(彫金師)  栁川清次(彫金師)

入 館 料 一般・大学生900円 小・中・高校生500円
※毎週土曜日は小中学生無料
※8月1日(水)は無料(佐野隆一翁誕生日)
※15名以上の団体は各2割引
※8月21日(火)は1割引(県民の日)
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜休館
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、静岡第一テレビ、K-MIX
共  催 たくみ会
後  援 静岡県教育委員会
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社

同時展示

曽宮一念《開聞岳遠望》昭和35年(1960)佐野美術館蔵

静岡ゆかりの洋画家~海・山を描く

佐野美術館の収蔵品より、静岡ゆかりの作家である曽宮一念・柏木俊一・細井繁誠の作品を紹介します。