堀文子[ほり ふみこ]
(大正7・1918年~平成31・2019年)
東京生まれ。女子美術専門学校(現女子美術大学)で学びながら、革新的な日本画を描く福田豊四郎の教えを受ける。1952年第2回上村松園賞を受賞。創造美術から新制作協会、創画会に至る在野の団体で作品を発表。大磯、軽井沢、イタリアなどへ移住しつつ自然と向き合い制作を重ね、百寿を全うした。
堀文子は「花の画家」と呼ばれました。代表作《幻の花 ブルーポピー》は82歳のときの作品です。自らヒマラヤに登り、孤高の佇まいを描き上げました。
堀文子はあくなき探求心で世界中を旅しました。画家として貫いたのは、さまざまな命のかたちを描くことでした。いかなる環境でもたくましく適応する動物、時季に必ず花を咲かせ実る花木、何億年も変わらぬ姿で生き続ける微生物…。それらの姿に畏敬の念と人智を超えた美しさを見出し、表現してきました。
本展は、堀文子の没後5年を機縁とした回顧展です。画業80年の代表作をはじめ、旅先でのスケッチなど約80点を通じて、堀文子が、生きとし生けるものから受けた感動の軌跡を、堀文子自身の言葉とともにたどります。
※ 「没後5年 いのちの鼓動を描く―日本画家・堀 文子」は写真撮影できません。本展および常設展示室での撮影をご遠慮くださいますようお願いいたします。
堀文子[ほり ふみこ]
(大正7・1918年~平成31・2019年)
東京生まれ。女子美術専門学校(現女子美術大学)で学びながら、革新的な日本画を描く福田豊四郎の教えを受ける。1952年第2回上村松園賞を受賞。創造美術から新制作協会、創画会に至る在野の団体で作品を発表。大磯、軽井沢、イタリアなどへ移住しつつ自然と向き合い制作を重ね、百寿を全うした。
常設展示室の展示
刀の刃文は、海の波のようなのたれ、ちぎれた雲のような皆焼(ひたつら)など、景色にたとえられるものがあります。自然の景色をモチーフとした小道具もあわせてご紹介します。
【主な展示作品】
・重要美術品 脇指 銘 相模国住人広光/延文亖年七月日 南北朝時代(1359) 佐野美術館蔵
・刀 銘 津田越前守助広/延宝二年二月日 江戸時代(1674) 個人蔵
・月に波図鐔 則亮作 江戸時代(1842) 佐野美術館蔵 ほか刀剣2点、鐔4点